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のうまく さんまんだ ぼたなんあん さらばぼだ ぼうぢさとば きりだや にゃべいしゃに のうまく さらばびでい そわか

 

空に真紅の月が浮かぶ

薄暗い闇夜の中で

二人は戯れていた

男が囁く甘い言葉に

女は照れながら満悦

 

本の匂いがする店の中

威勢の良い挨拶が飛び交う

カフェでは珈琲を啜る人

重いダンボールを運んで

男がタイムカードを切る

 

女が毎日のように待つ

駅まで男に寄り添いながら

二人で冗談を交わして

人目も憚らず抱擁する

冷やかす夜の野次馬たち

 

女の月のような明るさに

男は自らの影に遮られて

次第に心を蝕まれていった

彼女は顔を赤らめていた

彼の優しさに光が覆われて

 

あるとき二人はライブへ

男の好きなバンドを観に

女は会場の外で待っていた

彼が熱狂の中で出ていくと

彼女は満面の笑顔で迎えた

 

あるとき二人は神の島へ

朱塗りの大鳥居と神殿

人に頼んで記念の写真を

舞の途中で夜空に星が流れた

二人を引き裂くものはない

 

男の心は赤く染まり

狼のように猛々しくなった

女の体も赤く染まり

犬のように従順になった

二人は逢瀬を重ねていく

 

女の家に男は出入りする

男女の営みを重ねて

心も体もひとつになった

虚無に蝕まれた心を

互いに埋め合って慰めた

 

部屋で抱き合う時間の中

互いに永遠を誓い合った

見つめ合っていることが不思議

その刹那は彼らしか知らない

ぬくもりも満たされた心も

 

二人はよく海辺を歩いた

ここには遥かな神代に

女神が経血を流した石

その上に一匹の猫が座る

二人は悟り猫だと笑った

 

男の深い煩悶に遅れて

女の心も影に苛まれた

地球を回る月のように

彼女は彼の衛星だったが

公転することに躊躇う

 

男は自転しているつもりが

もはや関係性は逆転して

彼が女の衛星となっていた

彼女の光が欠けた心を

潮の満ち引きを左右していた

 

ついに女は男と袂を分つ

意外と葛藤はないものだ

唯一のジレンマは死の予感

彼女は心変わりして凍てつく

彼は真紅の月を見て吠えた

 

かつてこの地には神恵により

赤い三本足の烏が生まれた

村人たちは直ちに都へ献上

時の帝は歓喜して御歌を詠ずる

 

そのお社で誓い合った愛が

麓の桜のように儚く散った

二人はそのそばを共に歩いた

今はただ人の記憶を留める

 

花まつりの日に生まれた彼女は

彼に身をもって諸行無常を教えた

二人の愛の行方は定かではない

彼らの魂は今も同じ月が照らす

 

のうまく しっちりやぢきゃなん さらばたたぎゃたなん あん びらじびらじ まかしゃきゃらばじり さたさた さらていさらてい たらいたらい びだまに さんばんじゃに たらまちしったぎりや たらん そわか