ベアトリーチェ

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イヴよ、わたしがたとえ

もう一つの肋骨を提供して

お前を取り戻したとしても

お前を失った悲しみは消えまい

決して消えまい!

 

神は星、君は光

ひとりぼっちの時間が辛すぎて

計り知れない時の重みに慄いて

君とまた会える日まで眠りにつきたい

このまま目が覚めなければいいのに

 

がらんどうになってしまった

アイオーンの心に僕は懊悩する

いっそ忘れてしまった方が楽か

けれど君との記憶は僕の支え

決して忘れはしない

 

小烏だけは捨てちゃダメ

僕は君の言う通りにしてきた

そのおかげでその道の泰斗に

まるで君への想いが反射して

自己を照らすように向けられた

 

君が好きだったスヌーピーの人形

純朴な君が若い頃に飼っていた

犬のシロに似てるんじゃないかな

今は、そして君と過ごした四年間は

僕が君のシロだったよ

 

いつものように話しかけるよ

君がスヌーピーなのか

僕がスヌーピーなのかわからない

たぶん君に懐いていたシロの魂は

僕に宿ってるんじゃないかな

 

あの物語に強く惹きつけられる

千年も生まれ変わりを続けて

やっとまた結ばれるお話だから

永遠に同じ人を想い続けて

自分のことを思い出してくれる

 

たぶん君は僕のことを忘れてる

現世では君が僕に惚れてくれたけど

来世では僕が君を見つけ出して恋をする

おそらく前世では僕が君を深く愛した

きっとその繰り返しなんだ

 

長すぎる時間に途方に暮れるけど

必ず君のことは思い出すよ

その無邪気な笑顔を見せて

互いに瞳を見つめ合って

また不思議だねって言おう

 

ベルベットルームの中で

花まつりの生まれの君に

とらわれる僕は何だろう

初めの頃によく言ったけど

君の愛はパーフェクトだった

 

僕が君を選んだ基準は

ダンテの神曲における

地獄のコキュートスの場面

君の真実の愛を裏切りたくなくて

その場で泣き崩れて直感を信じた

 

僕は地獄にいる天使だったのか

天国にいる悪魔だったのか

少なくとも君は僕にとって

渇いた魂を潤す存在だった

ジュリアンのレナール夫人のように

 

今は地獄篇から天国篇に移って

君というベアトリーチェを求めて

天の山を登り続けている

失われた面影と奇蹟を追って

天の門までの長い旅路を

 

神は星、君は光

僕はひとりぼっちじゃない

君と見た流れ星が輝いているから

闇に沈む心にあの陵王と共に

悠久の時の中でもずっと目覚めている

神から発せられた君という光が

再び僕の魂魄に届く時まで

 

今、私にははっきりわかります

長い間、私はあなたに向かって

あなたは私に向かって歩いてきたのです

はるか昔から、この世に生まれる前から

私たちは互いに相手に向かって旅をしていたのです

 

苔むした 小烏の宮 ひとりきり もし君いれば 微笑み向けて