「森羅万象ひとつとして、我が神力に叶わずということなし」
神通力の方程式 神の公式はこうであります
信愛×(清浄+理性+良心)÷神の試み−利己心=御力
君は己が欲望と良心 どちらをとるだろうか?
神仏の御力のからくり 誰しも人生に何度かその二つを天秤にかけられる
宮島の蘭陵王と迦陵頻の舞楽が示すもの すなわち蜘蛛の糸のパラドクス
良心とエゴイズムの狭間で葛藤するとき そこに人間の本性が現れる
神は僕たちが自分の欲望をとるのか 目の前にいる苦しむ者を守ることをとるのか
常にその千里眼で その人の心のうちをご覧になっておられる
蜘蛛の糸のカンダタ 度し難きミゼラブル
自分が救われたいばかりに 他の罪人たちを蹴落として
その利己心の重みで 糸が切れて再び地獄の底へ
「はい、残念でした。やり直してね。」
彼が救われるには 俺はいいからお前たちが先に登ってくれと譲ることだったのだ
そうすれば後から 二本目のもっと強い糸が垂らされただろう
登り切った先の極楽でも お釈迦様がご褒美を用意してくださっただろう
「はい、よくできました。これをどうぞ。」
神は欲望自体は否定されない 名利もある程度は必要だ
しかしそれより大事なことを守るところに 求めていた以上のお恵みを与えられる
僕たちはいつも試されている よくよく戒むるべし
土壇場で己が欲望より良心を選択すること これが神仏の救いの方程式の解き方にほかならない
これが神様仏様のお眼鏡に適った 正しい願いの叶え方なのだ
人間には誰しも魔性がある それに抗うように仏性が秘められている
そこに神の試みが加えられるところに 神通力が働く余地があるのだ
神通力の方程式 神の公式はこうであります
信愛かける かっこして清浄足す理性足す良心かっことじる わるところの神の試み それ引く利己心で イコール御力だよ
まず信愛に 三つの徳をかけるよ
それを試みで割って 利己心を引くよ
答えは御力かカンダタになるよ
たとえば、
徳が30で試みが2の場合、15が残り、欲が10ならそれを引き、プラス5のお恵みがあるよ
徳が10で試みが2の場合、5が残り、欲が30ならそれを引き、マイナス25となり蜘蛛の糸が切れるよ
信を徳に掛け、試みで割り、利己心を引く
解が正の値なら御力あるいは克己 負の値ならカンダタあるいは無明であります
正直を欠けば不純な計算となり、慈悲を欠けば冷酷に見捨てて、智慧を欠けば正直者が馬鹿を見る
それを神の思し召しを信じ抜くバクティで全部がけして エートスをいっそう強固なものとする
信仰があることによって どんな結果でも虚無には終わらない
絶対他力の恩寵で 感謝か懺悔という清らかな浄福のうちにある
これが叡智の神 五烏大明神の御力のからくりだ!
君に神様からの祝福が 豊かにありますように
「御悦び浅からず、末世の衆生済度の大願成就したまうなり」
たまさかに 神の試み 慄けど 利他の心に 御力流る
