君に捧ぐ

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「私がいなくなっても強く生きて」

きみの遺言 きみと指切りげんまんさせられた約束

その通りにしたいけどできない

ぼくはそんなに強くない

ただきみへの想いだけが強すぎて この詩を書く

どうか神様 この想いを届けてください

 

庭にちょうちょが舞っていました

きみが好きだったクローバーの上を

もしかしてきみが また無邪気に四葉を探しにきてくれたのかな

今ぼくが探しても見つからない

やっぱりきみは 幸運の女神様だったのかな

きみと出会えたことが すなわち幸運であり

きみが一緒にいてくれたことが 幸せだったんだよ

ミゼラブルなぼくに 手を差し伸べてくれた

それが何よりの奇跡でした

 

一番怖かったのは きみを失うことだった

今そうなって 凄まじい絶望に打ちひしがれる

ぼくは罪によって きみを失いました

きみを喪失したことは パラダイスロスト

きみと過ごした時間は 地上の楽園でした

せっかく与えられたきみを 大切にしなかったから

長らく渇望していた愛を 大切にしなかったから

この永遠に続くとも思える 罰を受けています

「悲しみが自分であり 自分が悲しみに」なりました

 

神の島へ行きました 一人きりで

二人で登ったあの丘の祠 覚えていますか

あのときそばにいたきみが 今はもういない

きみのおもかげの前で

ごめんなさい、許してください と泣き崩れました

泣きながら祈っていたら ちょうど一羽のカラスが飛んできて鳴きました

思わず 神様、この想いを届けて と祈り続けました

 

きみと初めて島へ行った日の夜

舞の途中で流れ星が流れたのを 覚えていますか

ぼくは決して忘れません

鮮明に覚えていて 脳裏に焼きついています

神様がぼくらを祝福してくださったって信じてる

帰りの電車できみが 疲れたぼくをひざまくらしてくれたね

慈愛と母性に満ちたきみが ぼくは何より宝でした

 

生まれ変わって 必ずまたきみを見つけ出す

そしてきみのことを想い出すから

それまでどうか待っていてください

大切なきみを 必ず想い出す

きみとぼくがどうなっていても どんな形でも想い出す

ぼくの業が どこへ連れて行くのかわからないけれど

幸福な豚でも 不幸なソクラテスでも

きみに会えるのなら なんでもいい

きみと一緒にいられるだけで 幸せだったから

きみのことは生まれる前から知っていた

たとえこの身が朽ちても きみのことを覚えている

何回も言ったけど 絶対に忘れないから

魂とこの想いは残り ときわに続く

永劫に続くとも思える この責苦を

ぼくは耐えてみせる きみにまた会えるのなら

きみのもとへ還りたい

 

また巡り会えるなら 永劫回帰だってしてもいい

こんなに辛い人生でも きみとまた会えるなら

どんなことだって耐えてみせる

きみというきらめきがあったから よし、もう一度と言える

だってきみと出会う前も ものすごく苦しかったけれど

きみに出会うまで耐えられたから

そして きみというオアシスに辿り着いた

それまで きみに至る道を旅してきたんだ

そしてまたきみを探す旅に出る はるかな時の中で

きみを想起(アナムネーシス)するときまで

きみという真理を 再び見出すときまで

 

夢で観た天上の世界 きみは応援してくれた

あのはるかな山を登って たそがれてゆく

そびえ立つ階段を登り 光り輝く天の門の向こうに

きみが待ってくれている そう信じてる

固く信じてる 確信している

存在は永遠 だから希望がある

ぼくは不死鳥 きみのもとに復活する

きみと天の野原で 戯れるときが来るまで

どうか 待っていてください

その無邪気な笑顔 ぬくもりに戻りたい

きみというゆりかごの中に戻りたい

どうかその時は 優しく迎えてください

きみをずっと想っているし ずっと祈っています

最後に ありがとう