蒼帰山

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ここはどこなんだろう

なぜここにいつも来るのか

どうして子供の頃と同じ?

僕の夢は山ばかり

澄み渡った蒼空に

緑の木の葉で鮮やかな森

爽やかな風が吹き抜ける

 

ずっと主観で登っていく

そしていつも僕ひとり

人も神様も出てこない

生き物にはたまに出くわす

イノシシや猫、カラスたち

でも何かに見守られてる感じ

不思議と寂しくはない

 

海もないわけじゃない

宮島に渡って舞楽を見たり

沖ノ島の奥のお社に行ったり

でもそれはごく稀なこと

たぶん僕の河野の血が見せる

けれど魂は山に憧れてる

僕は山の子、森の山羊飼い

 

灯籠が並んだ長い階段

境内には小烏のお社があるけど

頂きにある小さな祠に拝む

棚田が金色にキラキラ輝いて

進んでいくと岩戸から水が

中に入るとここにも小さな祠

清らかな湧き水が流れてる

 

桜土手の奥の道が伸びている

ススキ野原をかき分けて

洞窟の中に霊廟のような場所

そばにフクロウが眠っている

位牌のようなものが並んで

かつての恋人がひとつを手渡す

それにはアナムネーシスの哲人

 

小烏のお社の周りに黒い群れ

多くのカラスたちが取り囲む

お社の上には一羽の白いカラス

まるで説法でもしてるようだ

そのあと御神木が燃え盛る

 

現実の頂上にある祭祀場跡

ゴトビキ岩のような巨石を

人が積んだ石垣が取り囲む

ある石には禍々しい紋章

目覚める時に蛇のイメージ

 

山の奥に宿場町のような場所

間欠泉が吹き出して温泉かな

狛犬の向こうに大きな滝が落ちる

小道を進むと苔むした巨木

陽の光が降り注いで一際綺麗だ

 

みんなが立派な御神輿を担いで

遥かな高い山を登っていく

それに僕はついていくんだ

そして山上のお寺に安置する

お寺の中には木彫りの大仏

とても優しい顔をしていた

でも僕はその上の頂きで

また小さな祠を探して拝む

 

いつも目的地のそばで目が覚める

小烏の山にある小さな祠

花園にある西洋風の館

言うまでもなく天の門もそう

僕は何を目指してるんだろう?

けれど夢を見ている間は

平和で穏やかな気持ち

天の山を登るのは心地よい

幼い頃に巣箱を取り付けた

鳥の楽園にいつか帰りたい